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イヤホン難聴にご注意!「スマホ難聴」の防ぎ方

イヤホン難聴にご注意!「スマホ難聴」の防ぎ方

2026.03.21 カテゴリ:耳

通勤や通学中、イヤホンで音楽を聴いたり動画を見たりするのが日常になっていませんか?実は、WHO(世界保健機関)は世界中で約11億人の若者がイヤホンやヘッドホンの不適切な使用により難聴になるリスクがあると警告しています。

「スマホ難聴」とは?

スマホ難聴とは、スマートフォンでイヤホンやヘッドホンを長時間・大音量で使い続けることで起こる難聴のことです。医学的には「騒音性難聴」の一種で、耳の中にある音を感じ取る細胞(有毛細胞)がダメージを受けて起こります。

怖いのは、この有毛細胞は一度壊れると元に戻らないということ。つまり、失った聴力は基本的に回復しません。じわじわと進行するため、気づいたときにはかなり悪化していることもあります。

こんな症状があったら要注意

  • イヤホンを外した直後、周りの音がこもって聞こえる
  • 静かな場所で「キーン」という耳鳴りがする
  • 以前より音量を上げないと聞こえにくい
  • 会話中に聞き返すことが増えた

スマホ難聴を防ぐための5つのルール

1. 音量は最大の60%以下に

スマホの音量設定は最大の60%以下を目安にしましょう。周りの人に音漏れしない程度が安全なラインです。

2. 連続使用は60分まで

「60-60ルール」を覚えてください。音量60%以下で、連続60分まで。1時間使ったら、最低10分は耳を休ませましょう。

3. ノイズキャンセリング機能を活用する

電車の中などうるさい場所では、騒音に負けないよう音量を上げがちです。ノイズキャンセリング付きのイヤホンなら、小さい音量でもしっかり聴こえます。

4. オーバーイヤー型を選ぶ

耳の穴に直接入れるカナル型より、耳全体を覆うオーバーイヤー型の方が耳への負担が少ないとされています。

5. 定期的に聴力検査を受ける

自分では気づかないうちに聴力が落ちていることがあります。年に1回は耳鼻科で聴力検査を受けることをおすすめします。

イヤホン難聴は、日常のちょっとした心がけで防ぐことができます。「まだ若いから大丈夫」と思わず、今日から耳を大切にする習慣を始めましょう。少しでも気になる症状があれば、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。

📌 この記事のポイント

  • イヤホンの大音量・長時間使用で有毛細胞が壊れ、元に戻らない難聴になる
  • 「60-60ルール」(音量60%以下・連続60分まで)を守ることが大切
  • ノイズキャンセリング機能の活用で音量の上げすぎを防げる
  • 気になる症状があれば早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう
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