2026.03.17
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カテゴリ:耳
「中耳炎は子どもの病気」と思っていませんか?確かに中耳炎は小さなお子さんに多い病気ですが、実は大人もかかります。しかも、大人の中耳炎は子どもよりも重症化しやすいため注意が必要です。
中耳炎はなぜ起こる?
中耳炎は、鼓膜の奥にある「中耳」という空間に細菌やウイルスが入り込み、炎症が起きる病気です。多くの場合、風邪をひいたあとに鼻やのどの菌が耳管(じかん)を通って中耳に入ることで発症します。
子どもは耳管が短く水平なため菌が入りやすいのですが、大人でも鼻すすりの癖がある方や、アレルギー性鼻炎がある方は中耳炎になりやすい傾向があります。
大人の中耳炎が重症化しやすい理由
- 受診が遅れやすい:「まさか中耳炎とは思わなかった」と放置してしまう
- 忙しくて治療を中断しがち:仕事が忙しく、途中で通院をやめてしまう
- 免疫力の低下:ストレスや不規則な生活で免疫力が落ちていると治りにくい
- 慢性化のリスク:治療が不十分だと慢性中耳炎に移行し、手術が必要になることも
こんな症状があれば中耳炎かも
大人の中耳炎の主な症状は以下の通りです。
- 耳の奥がズキズキ痛む
- 耳がつまった感じがする(耳閉感)
- 聞こえが悪くなる
- 耳から液体が出てくる(耳だれ)
- 発熱(38度前後のことが多い)
治療と予防のポイント
中耳炎の治療は、抗菌薬(抗生物質)の内服が基本です。痛みがひどい場合は鎮痛剤を使います。中耳に膿がたまっている場合は、鼓膜を小さく切開して膿を出す処置(鼓膜切開)を行うこともあります。鼓膜は通常1週間ほどで自然に塞がるので心配いりません。
予防には、風邪を早めに治すこと、鼻すすりをしないこと、鼻水はこまめにかむことが大切です。また、アレルギー性鼻炎がある方はその治療もしっかり行いましょう。
耳の痛みや聞こえの変化を感じたら、「大人だから中耳炎じゃないだろう」と決めつけず、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。早期治療で重症化を防ぐことができます。
📌 この記事のポイント
- ✓中耳炎は大人もかかる病気で、受診の遅れから重症化しやすい
- ✓風邪のあとの耳の痛み・つまり感は中耳炎のサイン
- ✓鼻すすりの癖やアレルギー性鼻炎がある方はリスクが高い
- ✓治療は最後まで続けることが慢性化を防ぐカギ