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耳掃除のしすぎは危険!正しいケア方法

耳掃除のしすぎは危険!正しいケア方法

2026.03.15 カテゴリ:耳

お風呂上がりに毎日綿棒で耳掃除をしていませんか?耳掃除は気持ちいいものですが、実は「やりすぎ」がトラブルの原因になることをご存じでしょうか。耳鼻咽喉科には、耳掃除のしすぎで来院される患者さんが少なくありません。

耳あかは「悪者」ではない

耳あか(耳垢)は汚いものと思われがちですが、実はとても大切な役割を果たしています。耳あかには殺菌作用があり、外から入ってくるホコリや虫から耳を守るバリアのような働きをしているのです。

さらに、耳の中には自浄作用があり、耳あかは自然に耳の外に向かって移動する仕組みになっています。つまり、普通に生活していれば耳あかは勝手に外に出てくるのです。

耳掃除のしすぎで起こるトラブル

  • 外耳炎:耳の皮膚を傷つけて細菌が入り、炎症が起きる。強い痛みやかゆみが出る
  • 耳あかの押し込み:綿棒で奥に押し込んでしまい、逆に耳あかが詰まる(耳垢栓塞)
  • 鼓膜の損傷:綿棒を奥まで入れすぎて鼓膜を傷つけてしまうことも
  • 慢性的なかゆみ:皮膚のバリアを壊してしまい、かゆみが繰り返される悪循環に

正しい耳のケア方法

頻度は月に1〜2回で十分

毎日耳掃除をする必要はまったくありません。月に1〜2回、気になったときだけで十分です。

綿棒は入口付近だけ

綿棒を使う場合は、耳の穴の入口から1cm程度まで。それより奥には入れないようにしましょう。耳あかを奥に押し込まないよう、くるっと回すように軽く拭き取るのがコツです。

耳がかゆいときは触らない

耳の中がかゆいとつい触りたくなりますが、掻くとさらに悪化します。かゆみが続く場合は外耳炎やカビ(真菌症)の可能性があるので、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

耳あかが気になる方は耳鼻科へ

「耳あかが多い」「自分ではうまく取れない」という方は、耳鼻咽喉科で安全に除去してもらえます。専用の器具で痛みなく取ることができるので、気軽に相談してください。

耳掃除は「やらなさすぎ」より「やりすぎ」の方がトラブルになりやすいものです。耳を大切にするためにも、正しいケアを心がけましょう。

📌 この記事のポイント

  • 耳あかには殺菌・保護の役割があり、自然に外に出てくる仕組みがある
  • 耳掃除のしすぎは外耳炎や鼓膜損傷の原因になる
  • 耳掃除は月1〜2回、入口から1cmまでが適切
  • 耳あかが気になる方は耳鼻咽喉科で安全に除去してもらえる
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