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花粉症の最新治療「舌下免疫療法」の始め方

花粉症の最新治療「舌下免疫療法」の始め方

2026.03.21カテゴリ:鼻

毎年つらい花粉症に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。くしゃみ、鼻水、目のかゆみ…。薬を飲んでも完全には抑えきれないという声をよく聞きます。そんな花粉症の「根本治療」として注目されているのが「舌下免疫療法」です。

舌下免疫療法とは?

舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少量ずつ体に投与し、体を慣れさせていく治療法です。舌の下に薬を置いて溶かすだけなので、自宅で毎日行うことができます。注射による免疫療法と比べて痛みがなく、通院の負担も軽いのが特徴です。

どんな効果が期待できる?

治療を続けることで、花粉症の症状が大幅に軽減されることが期待できます。約7〜8割の方が症状の改善を実感しており、中には薬がまったく不要になる方もいます。ただし、効果を感じるまでには少なくとも数ヶ月かかり、治療期間は3〜5年が推奨されています。

始めるタイミングはいつ?

スギ花粉症の舌下免疫療法は、花粉が飛散していない6月〜11月頃に開始するのが一般的です。花粉シーズン中は体がアレルギー反応を起こしやすい状態のため、開始には適していません。来シーズンに向けて早めの準備が大切です。

費用と治療の流れ

舌下免疫療法は保険適用の治療です。3割負担の場合、月々の費用はおよそ2,000〜3,000円程度です。初回は医療機関で医師の監督のもと投与を行い、問題がなければその後は毎日自宅で服用します。月に1回程度の通院で経過を確認します。

  • 耳鼻咽喉科でアレルギー検査を受ける
  • 医師と相談し、治療計画を立てる
  • 初回投与は院内で実施(約30分の経過観察)
  • 翌日から自宅で毎日服用を継続

まとめ

舌下免疫療法は、花粉症を根本から改善できる可能性のある治療法です。毎年の花粉シーズンを少しでも楽に過ごしたいとお考えの方は、花粉の飛散が終わった時期に耳鼻咽喉科へ相談してみましょう。

📌 この記事のポイント

  • 舌下免疫療法は花粉症の根本治療として約7〜8割の方に効果がある
  • 治療開始は花粉の飛ばない6〜11月がベストタイミング
  • 保険適用で月2,000〜3,000円程度、自宅で毎日服用できる
  • 効果を実感するには3〜5年の継続が推奨される
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