2026.03.11|カテゴリ:鼻
「いつも片方だけ鼻がつまる」「鼻呼吸がしにくい」。こうした症状が続いている場合、「鼻中隔弯曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)」の可能性があります。実は多くの人の鼻中隔は多少曲がっていますが、症状が出るほど曲がっている場合に治療が必要になります。
鼻中隔弯曲症とは
鼻中隔とは、鼻の穴を左右に分けている壁のことです。この壁は骨と軟骨でできていますが、成長の過程で左右どちらかに曲がってしまうことがあります。曲がりが大きいと、片方の鼻腔が極端に狭くなり、慢性的な鼻づまりを引き起こします。これが鼻中隔弯曲症です。
主な症状
- ●常に片方の鼻がつまっている
- ●鼻血が出やすい(狭い側の粘膜が乾燥するため)
- ●いびきや口呼吸がある
- ●頭痛や顔面の圧迫感がある
- ●副鼻腔炎を繰り返す
手術が必要になるケース
軽度の弯曲であれば、点鼻薬などの薬物療法で症状を和らげることができます。しかし、以下のような場合は手術(鼻中隔矯正術)が検討されます。
- ●薬を使っても鼻づまりが改善しない
- ●副鼻腔炎を何度も繰り返す
- ●睡眠の質が著しく低下している
- ●日常生活に支障をきたしている
手術の内容と回復
鼻中隔矯正術は、鼻の中から行うため顔に傷が残りません。曲がった軟骨や骨を取り除いたり、形を整えたりして鼻中隔をまっすぐにします。全身麻酔で行い、入院期間は2〜4日程度が一般的です。術後1〜2週間はガーゼを入れて過ごしますが、その後は快適な鼻呼吸を実感できる方がほとんどです。
📌 この記事のポイント
- ✓鼻中隔弯曲症は片方の鼻が常につまる原因になる
- ✓薬で改善しない場合は鼻中隔矯正術が検討される
- ✓手術は鼻の中から行うため、顔に傷は残らない
- ✓術後は鼻呼吸が大幅に改善し、睡眠の質も向上する