2026.03.07|カテゴリ:鼻
薬を飲んでも副鼻腔炎がなかなか治らない…。そんなとき、医師から手術を勧められることがあります。「手術」と聞くと不安に感じる方も多いと思いますが、近年は内視鏡を使った低侵襲な手術が主流となり、日帰りで受けられるケースも増えています。
内視鏡下副鼻腔手術(ESS)とは
ESS(Endoscopic Sinus Surgery)は、鼻の穴から細い内視鏡を入れて行う手術です。モニターで鼻の中を拡大して見ながら、副鼻腔にたまった膿や粘膜、ポリープ(鼻茸)を取り除きます。顔を切開する必要がないため、体への負担が少なく、回復も早いのが特徴です。
日帰り手術は可能?
医療機関によっては、局所麻酔でのESS日帰り手術を行っているところもあります。ただし、日帰りが適しているかどうかは患者さんの状態によります。
- ●軽度〜中等度の副鼻腔炎:日帰り手術が可能な場合が多い
- ●重度の副鼻腔炎や広範囲の鼻茸:入院(2〜5日)が必要
- ●全身麻酔を希望する場合:1〜2泊の入院が一般的
手術の費用について
副鼻腔炎の手術は保険適用です。3割負担の場合、片側で約3〜5万円、両側で約6〜10万円が目安です。高額療養費制度を利用すれば、自己負担額をさらに抑えることができます。手術前に医療機関で詳しい費用の説明を受けましょう。
術後の過ごし方
手術後は1〜2週間ほど鼻にガーゼやスポンジを入れて過ごします。その間は鼻呼吸がしにくくなりますが、ガーゼを抜いた後は劇的に鼻の通りが良くなります。術後1ヶ月程度は激しい運動を避け、定期的な通院で経過を確認することが大切です。鼻洗浄を継続することで再発予防にもつながります。
まとめ
副鼻腔炎の手術は以前に比べて格段に進歩しており、日帰りで受けられるケースも増えています。薬物治療で改善が見られない方は、一度耳鼻咽喉科で手術について相談してみてはいかがでしょうか。
📌 この記事のポイント
- ✓内視鏡手術(ESS)は鼻の穴から行う低侵襲な手術
- ✓軽度〜中等度なら日帰り手術が可能な場合もある
- ✓保険適用で、高額療養費制度も利用できる
- ✓術後の鼻洗浄の継続が再発予防に重要