2026.03.16
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カテゴリ:喉
最近、食事中にむせることが増えた。錠剤が飲み込みにくくなった。お茶を飲むときにつかえる感じがする――こうした症状に心当たりがある方は、「嚥下障害(えんげしょうがい)」の初期段階かもしれません。
嚥下障害とは?
嚥下とは、食べ物や飲み物を口から胃へ送り込む一連の動作のことです。この動作には、舌・のど・食道の筋肉が複雑に連携しています。加齢や病気によってこの連携がうまくいかなくなった状態が嚥下障害です。
嚥下障害が怖いのは、食べ物や唾液が気管に入ってしまう「誤嚥(ごえん)」を引き起こすことです。誤嚥は「誤嚥性肺炎」の原因となり、特に高齢者では命に関わることもあります。
こんな症状は嚥下障害のサイン
- 食事中にむせることが増えた
- 食べ物がのどに引っかかる感じがする
- 食事に時間がかかるようになった
- 食後に声がガラガラになる
- 体重が減ってきた
- 硬いものを避けるようになった
嚥下障害の主な原因
最も多いのは加齢による筋力の低下です。のどの筋肉は40代から徐々に衰え始めます。そのほか、脳卒中やパーキンソン病などの神経疾患、のどや食道の腫瘍、逆流性食道炎なども原因になります。
今日からできる予防トレーニング
嚥下機能は鍛えることで維持・改善が可能です。以下の簡単なトレーニングを毎日の習慣にしてみてください。
- 「パ・タ・カ・ラ」を大きな声で繰り返す(各10回)
- 舌を思い切り前に出したり引っ込めたりする
- 食事はよく噛んで、あごの筋肉を使う
- 食事中は背筋を伸ばし、やや前かがみの姿勢をとる
飲み込みの違和感は年のせいだと放置されがちですが、早めに対処すれば誤嚥性肺炎の予防につながります。気になる症状がある方は、耳鼻咽喉科で嚥下機能の検査を受けることをおすすめします。
📌 この記事のポイント
- ✓むせや飲み込みにくさは嚥下障害の初期サイン
- ✓誤嚥性肺炎につながるリスクがあるため早めの対処が重要
- ✓「パタカラ体操」など簡単なトレーニングで予防できる
- ✓症状が気になる方は耳鼻咽喉科で嚥下機能検査を