2026.03.12
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カテゴリ:喉
のどが痛い、イガイガする、声がかすれる。耳鼻咽喉科でのどを診てもらっても異常が見つからない――そんな「原因不明ののどの不調」の裏に、逆流性食道炎が隠れていることがあります。
逆流性食道炎がのどに影響するメカニズム
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流して炎症を起こす病気です。通常は胸やけや胃もたれが主な症状ですが、胃酸がさらに上まで逆流すると、のどや喉頭(こうとう)にまで達することがあります。この状態は「咽喉頭逆流症(LPR)」と呼ばれています。
のどの粘膜は胃酸に対する防御力が弱いため、わずかな胃酸の接触でも炎症を起こしやすいのが特徴です。
こんな症状はありませんか?
- 朝起きたとき、のどがヒリヒリする
- 食後に咳が出やすい
- 横になると咳や痰が増える
- のどに何か詰まったような違和感がある
- 声がかすれることがある
- 口の中に酸っぱい味がする
胸やけの自覚がなくても、のどの症状だけが出る「サイレントリフラックス」というケースもあります。
生活習慣で改善できること
食事の工夫
脂っこい食事、チョコレート、コーヒー、アルコール、炭酸飲料は胃酸の逆流を促進します。食事は腹八分目を心がけ、食後すぐに横にならないようにしましょう。就寝の3時間前までに食事を終えるのが理想です。
寝るときの姿勢
上体を少し高くして寝ると、胃酸の逆流を防ぎやすくなります。枕を高くするよりも、上半身全体を15度程度傾けるのが効果的です。
体重管理
肥満は腹圧を高め、胃酸の逆流を起こしやすくします。適正体重を維持することも大切な予防策です。
のどの不調が長引いているのに原因がわからない場合は、逆流性食道炎の可能性を考えてみてください。耳鼻咽喉科と消化器内科の両方から診てもらうことで、正確な診断と効果的な治療にたどり着けます。
📌 この記事のポイント
- ✓胃酸の逆流がのどの痛みや違和感の原因になることがある
- ✓胸やけがなくてものどだけに症状が出る場合もある
- ✓食事内容・食後の姿勢・体重管理で改善が期待できる
- ✓原因不明ののど不調は耳鼻咽喉科と消化器内科の受診を