2026.03.10|カテゴリ:声
声がかすれる症状(嗄声・させい)は、誰もが経験する身近な症状です。多くは一時的なものですが、中には治療が必要な病気が隠れていることもあります。声がかすれる代表的な原因を10個ご紹介します。
よくある原因
① 風邪・急性喉頭炎
最も多い原因です。ウイルスや細菌の感染で喉頭(声帯のある部分)に炎症が起き、声帯が腫れることで声がかすれます。通常は1〜2週間で自然に治ります。
② 声の使いすぎ
カラオケ、スポーツ観戦、長時間の会議などで声を使いすぎると、声帯が炎症を起こしてかすれます。声を休めることで回復します。
③ 声帯ポリープ
声帯にできる良性の腫れもので、片側にできることが多いです。声のかすれが数週間以上続く場合に疑われます。
④ 声帯結節
声帯の両側にできる硬いタコのような病変です。声を酷使する職業の方に多く見られます。
⑤ 逆流性食道炎
胃酸が食道を通って喉まで逆流し、声帯を刺激することがあります。朝起きた時に声がかすれやすい、胸やけを伴う場合はこの病気の可能性があります。
注意が必要な原因
⑥ 声帯麻痺(反回神経麻痺)
声帯を動かす神経(反回神経)が麻痺し、声帯が動かなくなる状態です。甲状腺の病気、肺がん、大動脈瘤などが原因となることがあります。
⑦ 喉頭がん
声帯にできるがんです。特に喫煙者で声のかすれが1か月以上続く場合は、早めの受診が重要です。早期発見であれば治癒率が高い病気です。
⑧ 甲状腺の病気
甲状腺の腫瘍や炎症が反回神経を圧迫し、声がかすれることがあります。首の腫れを伴う場合は注意が必要です。
⑨ 加齢による声帯萎縮
年齢とともに声帯の筋肉が萎縮し、声帯が十分に閉じなくなることで、息漏れのあるかすれた声になります。
⑩ 心因性発声障害
強いストレスや精神的なショックが原因で声が出なくなる病気です。声帯自体には異常がないのに声が出せなくなるのが特徴です。
受診の目安
声のかすれが2週間以上続く場合は、耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。特に喫煙歴がある方、首の腫れがある方、体重減少を伴う方は早めの受診が大切です。
📌 この記事のポイント
- ✓声のかすれの多くは風邪や声の使いすぎが原因
- ✓逆流性食道炎や甲状腺の病気が隠れていることもある
- ✓喫煙者で1か月以上続く場合は喉頭がんの可能性に注意
- ✓2週間以上声のかすれが続いたら耳鼻咽喉科を受診